■我らは冥府の門番ケルベロス。泣く子も黙る地獄の番犬・・・のハズだが・・・。
『なぁ、ブラザー・・・俺たちなにをしてんのかな?』
『火の輪くぐりの練習。』
『・・・インフェ・・・ルノの・・・豪火・・・熱・・・いな・・・。』
『はいはーい!ケロちゃん、ベロちゃん、スちゃん。さぁーもっかいいってみよー!!』
『だからケロは止めてくれよ。カエルじゃないんだよ?俺たち。』
『・・・俺・・・の・・・“ス”・・・より・・・マシ・・・だろ、う。』
『“ベロ”・・・○怪人間か?俺は。人間なんぞになりたくない。』
『はいそこ!無駄口叩かないの。そんなんじゃ地獄一の大道犬にはなれないわよっ!』
『そんなもの我々は目指していない。』
『ケロちゃん、口答えしなーい!!ばしーーーん!!』
『キャン!!!』
『・・・ブラザー・・・口答えしない方いいぜ・・・あの拷問具紛いの鞭、火よりも耐える・・・。』
『・・・我ら・・・必然的・・・に・・・連帯責・・・任。』
一体この女は何処の誰で、何が目的なのか解らない。
・・・地獄には動物愛護の精神がない事が悔やまれる・・・。
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